カドフェルシリーズの5作目、かな?
これも面白かった!
修道院だから結婚式を挙げるし、施療院にも関わり、カドフェルは薬草に詳しい、そして十字軍の兵士だった過去。舞台設定がすみずみまでよく活きてる。
最後の対話は、おおっ・・・そこで登場するんかい!!
もうねカドフェルの「閣下」って呼びかけで、私も背筋の伸びる心地がしたよ。
たしかに最初から行動は怪しかったし、なんらかの関わりは示唆してたけど、卑劣なことはしそうもない男。
でも、正体がわかってから思い返してみると、彼はどの時点で「やろう」と思ったんだろうか。
彼がかっこよくて、第一の小悪党が霞んでしまったよね。
というか、小悪党の方は動機もあんまりよくわからないし。
でも第二の方は、結局どういう始末になるんだろう。
それも小悪党のしわざってことにされるんかなぁ?
まぁ、第一の方だけで、縛首なのかな。
広大な領地は誰のものになるんだろ・・・?
今回は、ロマンスがメインで、おまけエピソードではなかったな。
施療院にいた子、また無事に登場して欲しいけど、どうかな〜。
あと、やたらと存在感のある新修道女、あとがきや解説を見る感じ、今後も登場してくるらしい。頼りになりそうだし、面白そう。
また、次回作が楽しみだ。