vol.36

発声練習、前回もだったけど、少しバリエーションが多く時間をかけている。
自宅練習では、ネットで見た声楽家の
「ウォーミングアップがないと歌えないようではいけない」
「喉を休めることも必要」
という説を総合的に取り入れて、発声練習は隔日にしてみたのだけど、どうもこれは私には合わない気がする。
喉のウォーミングアップというより、ピッチ感の調整に必要な気がする(発声をやらずにすぐ歌にとりかかると、なんかしっくりこない)。
レッスンの時にもなんだか「練習不足である」という後ろめたさから、歌っていて不安になる、先生には見抜かれる気がするし・・・やはり発声練習は毎日のメニューに戻そうと思った。

Concone#30
これはどうしても、苦手な部分の苦手感が払拭できない。
しらーれらふぁらーれらふぁみーらみられ
実は移動ドで読めば
らそーどそみそー どそみれーそれそど
と、全く難しくないんだけどな・・・。
やはり、この感覚も捨て去らない方が良さそうだ。
それでもなんとか、この曲はクリアということになった。
自分としても、今はこれ以上続けてもどうにもならない気がする。

Tu lo sai
先週、歌詞の読み方を教えてもらったところ。
saiのiのタイミングを気をつけるように、と言われていたが、先生の模範を聞いてみると、自分のタイミングとそれほど違っていなかった。最後の方は少し要修正だったけれど。
でも、これは私の苦手な臨時記号が多い曲でもあって、音程があちこちおかしいらしく、それを次回修正ということで持ち越し。
ややこしいメリスマのところ、意識するほど上手くいかないので困る・・・これも安定感が足りない。練習のテンポが速すぎるのも一因かもしれない。
Concone#30もだけど、苦手箇所に突入する前、目を瞑って運任せみたいな感覚になってしまうんだよなぁ・・・。

自宅練習のスケジュールは試行錯誤中。

ロビン・フッドの愉快な冒険

ロビン・フッドは名前だけ、それ以外にほとんど何も知らず、なんならウィリアム・テルと混同していた。
ということは、弓の名人というイメージは何となくあったのかも・・・?

なので、この本が「ロビン・フッドの原作」なのか、「伝説を物語にした本」なのか・・・ということも分からないまま読みはじめたが、この疑問については、後ろについている解説によって、後者が正しいことは分かった。

かなり梁山泊っぽい感じがあるのは興味深い。
中世の話である割に、(騎士道と同時に)意外と現代的な倫理観が通用しているのも面白い。義賊ロビン・フッドは、人殺しをしない。不正な金持ちから奪い、正直な庶民には優しい。それで100人以上の人間をゆうに養っているというのは、不正な金持ちがどんだけ多かったんだろう。食糧は鹿の密猟でほぼ賄えてたんだろうか。読んでると、鹿肉とエールがすごく美味しそうに感じる。私はお酒は飲まないからエールには惹かれないが、「炙った鹿肉」は食べてみたい・・・。
それと、何度も腕比べの場面が出てくるけど、ロビンは無敵じゃなくけっこう負けてるし、一人の敵に対して仲間の援軍を呼んで助けられたりしてて、それも良いな。まぁ弓に関しては無敵だけれど。

繰り返し、「陽気な」という形容詞が使われ、男たちは大笑いするのだけど、自国のノスタルジーの中にそういうイメージがあるのって良いなあ。実際にはみんなそんなに楽しく愉快に暮らしてたわけではなく、後世に作られたイメージだろう。ということは、我が国だってそういったイメージを民族的に「今後」抱くことだってできるんじゃないかな、過去の時代を魅力的に描き出す、スケールの大きな不世出の国民文学者が出てきたりすれば!

vol.35

今日の発声練習には、かなり時間がかかった。
パターンが多かったからだけど、なぜそんなにいろいろやったのかは分からない。
何かおかしかったのかもしれない。

Concone#30は、前回の続き。
苦手なフレーズが、うまくいったりいかなかったり…。
シラーレラファラーレラファミーラミラレ
うまくいかないときは、ラファミーラミラレに着地できない、その前にイメージを見失っている。
ここが不安定だから、ということで、また来週に持ち越し。

Tu lo saiも、リズムのややこしいところで、うまくいったりいかなかったりだったけど、これは一応、前進して、歌詞を読むところまで。
すこし時間があったから、先生がお手本を歌ってくれた。

次回も同じ組み合わせなので、スケジュールにすこし余裕が出来るな。

氷のなかの処女

カドフェルシリーズ6作目。

なぜか最初とっつきにくく、読み進められなかったが、物語が動き始めてからはいつもどおり、一気に読了。
タイトルになっている被害者が、とばっちりだし注目されることもなくてかわいそうな…。
また、突発的に行動して周囲に大迷惑をかけ続ける姉弟と修道士にイライラ。

シリーズの最後にカドフェルの息子が登場するのは知ってたけど、すでにこの話で初登場してたのか。
我が子の存在も知らないなんて、父親とは気楽なもんだ。
悪党サイドでなくてよかったね。

行き倒れの修道士は無能だったけど、殺人犯ではなくてよかった…
私はてっきり、彼が手を出したか出そうとしてシスターが返り討ちにし、さらに身投げしたのでは、と思ったけど、そんな話でもなく、どうでもいい男が衝動的にやったことだった…まぁ実際そんなもんだろうけど。そして確かに、そんな状況なら修道士がそばにいれば起こらなかった悲劇だったろうなぁ。

しかし、そこらじゅうで野盗の組織的な襲撃が繰り返され、まともな護衛もなければ旅人は追い剥ぎに遭う、治安が悪すぎる。内乱が起こるとこうなるんかな。