(このサイトは、2022年8月に作成したものなので、この記事はそれ以降に書いたものです)
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2回目のレッスンも、発声練習のみ。
この記事を書くために、この日の練習の録音を聞きなおしていると、いろいろひどすぎて居たたまれない。今の発声も半年後にはそう感じるだろうか。とくに低音の発声が全く野生のままで不安定だな。
高音は
「男性と同じように、Bくらいまで(地声で)引っ張れるようになればいい」
と言われているな。この時点ではAsが限界と認定されていた。
実にカオスな声だったので、ダメ出しのオンパレードだが、特に意識すべき基本として
「1音ごとにいい声を出そうとせず、全音域で音色を統一しろ」
「鳴らす、響かせることだけ考えろ」
そういう万人への注意事項とは別に、私はどのフレーズもおそるおそる歌いだしては、そのたびに
「出だしの積極性が足りない」
と怒られていた。5回目くらいに
私 「最初の音に自信がないのです」
先生「合唱じゃないんだから、間違ったらやり直せばいい。度胸が足りない」
これ以降は開き直って、同じことは言われなくなった。
練習の最後に
「あといくつかのパッセージを終えたら、練習曲をやるよ」
と当然のことを言われて、私は動揺した。発声のことしか考えてなかったのだった。